アレルギー

卵アレルギーでも食べられるピッツァはある?

2020.07.22

tonnata

3大アレルゲンのひとつ、卵アレルギー

当店には、お子さまが食物アレルギーをお持ちのお客様や、大人になってからのアレルギー症状で悩まれているお客様も多くご来店いただいています。

特に乳幼児のアレルギーで多い卵・乳・小麦を3大アレルゲンといいますが、当店にご来店いただくお客様の中でもこの3つのうちのどれか、もしくは、いくつかのアレルギーを合わせ持っておられるお客様が多いと感じます。


食物アレルギーがあると外食する際には事前に下調べをしなければなりませんし、お友達と食事に行く機会があっても、お友達に気を遣わせてしまうのではないかとだんだんと行く機会が減ったり、外食すること自体をあきらめている方もいらしゃるのではないでしょうか。


私自身も、娘が0歳児のときから食物アレルギーにより、まさにこの3大アレルゲンである卵・乳・小麦を完全除去していましたので、その頃は娘を連れて外食するということはほとんどできませんでした。


ちょっと出掛けるだけでも、おにぎりや干し芋、バナナなど娘が食べられるものを持っていつも出掛けていました

そんな娘も6歳になった現在、小麦と乳製品は問題なく食べられるようになったので随分と楽になったのですが、なかなか克服できないのが今日のテーマでもある卵なのです。


卵を使わないメニューは?

そんな乳幼児のアレルギーの中でも大変多い卵ですが、当店でも「卵を使わないメニューはありますか?」というご質問をよくいただきます。

答えは、卵を使わないメニューはございます。

基本的に当店のピッツァやパスタには、トッピングで使う以外に卵は使用しません。

そのことをお伝えすると驚かれるお客様もいらっしゃいますが、まず、ピッツァの生地に使用する原材料は…

  • 小麦粉
  • 酵母

これだけなのです。

伝統的な製法で作られる本物のナポリピッツァの生地の原材料は、上記の4つのみです。

ナポリでは、伝統的な技術と製法が世代交代によって変わってしまうことを防ぐために「真のナポリピッツァ協会」が創立されていますが、 ちなみに当店も、2019年5月に真のナポリピッツァ協会認定店となり、本物のナポリピッツァを提供しているお店と認められました。

そういうわけで、本物のナポリピッツァの生地には、卵は入っておりませんのでご安心ください。

小麦のグルテンを除去した当店のグルテンフリーピッツァも同様に、生地に卵は使用していません。

ついでに乳成分についても触れておくと、チーズを使わないピッツァもナポリピッツァではスタンダードでして、チーズを使わなければ当店では小麦グルテン、卵、乳成分不使用のピッツァがご提供可能なわけなんです。

当店でご提供させていただいている小麦不使用のパスタも、使用しているパスタ自体に卵は使われていませんので、小麦、卵、乳成分不使用のパスタメニューをご提供できます。

食べられるものが増える喜び

小麦や卵、乳製品を使った食べ物は本当に多いので、この3大アレルゲンによって食事制限をされている方は、日頃の食事管理はかなり大変なものだと思います。

もちろん、これらのアレルギー以外でも、何らかの食事制限をされている方が、もっと自由に選ぶことができたら…。

私たちは、自分たちの経験から食べられるものの選択肢が増える喜びを知っています。

全国に発送させていただいている冷凍ピッツァも、そういった方の選択肢のひとつとなりますようにすべての原材料を表記しています。

また、ご希望のピッツァをチーズなしでお作りすることもできます。

職人が一枚一枚丁寧に焼いておりますので、何かご要望がございましたらできる限りご対応させていただいておりますのでお気軽にご相談ください。

卵アレルギーの話からだんだん話が広がってしまいましたが、小麦以外の卵や乳製品のアレルギーをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。

当店でできることについて、この記事をご参考にしていただければ幸いです。

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この記事の筆者

オーナーピッツァイヨーロ 中西 光

ナポリピッツァの味に惚れ込み単身ナポリにて修業行う。帰国後国内のピッツェリアで経験を積みながら、師匠であるドメニコ・スコーラ氏に修業をつけてもらうために日本とイタリアを往復する日々を経て本格薪窯ピッツェリア イーカロを奈良にオープン。

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